ご挨拶

代表理事理事長 末岡 愼弘
当財団は1987年に財団法人天田金属加工機械技術振興財団として設立されました。2011年に公益認定を受け、公益財団法人天田財団として、金属等に対する塑性加工やレーザプロセッシングに関する研究開発への助成事業、並びにその普及啓発事業の充実に努めてまいりました。さらに、2019年には、金属等の加工に従事する者の技能と地位の向上を目的とした資格の取得に対する助成を新たに加え、公益事業のいっそうの拡大に努めています。
2020年年初より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によるパンデミックが深刻さを増し、我が国の経済や産業界をはじめ多くの研究機関や教育現場にも甚大な影響を与えております。
人的接触を避けてテレワークやオンライン会議が拡大するなど、DX(デジタル・トランスフォーメーション)も加速していますし、アフターコロナに向けた様々な新時代のシステムが模索されつつあります。
また、地球規模では国連を中心にSDGs(持続可能な開発目標)の達成やカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量ゼロ)の実現など技術的な課題が山積しており、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。このような時代の変革期を迎え、科学技術のイノベーションこそが次の時代を切り拓く原動力ではないかと考えています。
私は「創造は未来を拓く」という言葉を確信しています。
当財団は「人を育て 知を拓き 未来を創る」という運営指針を掲げ、金属等の加工に関する優れた研究活動や国際交流へ助成するとともに、その助成研究成果を積極的に産業界へ普及啓発し、日本の「モノづくり」に公益事業を通じて貢献するよう今後も一層努力してまいります。
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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代表理事理事長 末岡 愼弘 |