天田財団30年史「人を育て、知を拓き、未来を創る ~天田財団30年の軌跡~」
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注:2016年度は前期実績のみ201015件255065百万円743210198719881989199019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007200820092010201120122013201420152016:国際交流促進助成金額(右軸)7141097128128965827677311107818771281441212123661:塑性加工分野の助成件数:レーザプロセッシング分野の助成件数図3. 国際交流促進助成の実績と推移[普及啓発事業]研究開発助成、および国際交流促進助成の各成果報告を助成期間終了後にまとめて「天田財団助成研究成果報告書」として毎年出版している。また、同報告書の中から目覚ましい成果を上げたものを選考し、毎年、決まったテーマに沿って特集を組んで出版する「FORM TECH REVIEW」においては、各報告に研究者による最新情報の加筆を行ったうえで掲載しており、刊行物として質の高い内容となっている。助成事業に採択された助成対象は、年度ごとにリストにまとめて「助成先一覧」として毎年出版している。天田財団では助成事業による成果の普及啓発のため、助成対象の成果報告を「天田財団助成研究成果報告書」や「FORM TECH REVIEW」などの刊行物として出版する「研究報告」、および研究成果の講演発表を中心とした「天田財団助成研究成果発表会」や産学連携を促進するための産学交流会などのイベントによる普及啓発事業を行っている。研究報告「天田財団研究成果発表会」は、助成対象の成果報告の中から選考されたものを講演発表するイベントで、2003(平成15)年より日本塑性加工学会の春季講演会に併設する形で開催している。講演発表の内容は、同年に出版された「FORM TECH REVIEW」の掲載報告が中心となっており、また講演後には企業の研究開発者も交えてパネル・ディスカッションも行われている。「産学交流会」は、助成対象の研究成果と産業・経済の連携を促進し、発展に寄与するためのイベントとして2016(平成28)年度より開始している。普及啓発「外国人養成助成」は、助成対象の研究分野において、研究または技術習得を目的として来日する外国人研究者や外国人学生に対し、その指導に当たる研究者に対する助成である。これまでの国際交流促進助成の実績と推移(各分野の助成件数、および助成金額)を図3に示す。63

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