天田財団30年史「人を育て、知を拓き、未来を創る ~天田財団30年の軌跡~」
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平成28年度 天田財団助成式典 開催2016(平成28)年11月26日、第2回となる平成28年度 天田財団助成式典は第1回と同じく(株)アマダホールディングス本社内のFORUM246において開催された。平成28年度の助成実績は、助成件数91件、助成総額1億9,501万円におよび、助成件数、助成総額ともに過去最高となった。助成目録贈呈に先立ち、岡本満夫理事長があいさつとして「今回は応募件数、助成件数ともに過去最多となりました。応募は、塑性加工やレーザ加工など幅広い分野からありました。公益法人の使命は、より多くの人々の利益に資する活動を行うことです。わが国が持続的な発展を実現し、これからも世界で主導的な役割を果たすためには科学技術のイノベーションによる課題解決が急務であると感じています」と述べられた。続いて、ご来賓の経済産業省製造産業局素形材産業室の蘆あし田だ和也室長より「今後は個々の力だけではなく、産・官・学が互いに連携し合い、各地域・分野などで、様々な"チームジャパン"が結成されていくでしょう。モノづくり関係者のみなさまには、天田財団の助成を活用して研究を進めていただき、そこで生まれた成果が産業界で活用されることを期待しています」との祝辞をいただいた。また、ご来賓のアマダホールディングス 磯部任社長からは「研究分野において、先端技術や新しい理論などを発明されるため、変革と挑戦の連続であると思います。みなさまの研究成果が社会イノベーションのシーズとなり、実用化に至り、社会に役立つものになることを期待しております」との祝辞をいただいた。次に財団理事 静岡大学 特任教授 中村保先生による総評の後、助成目録の贈呈、招待講演へと式典は続き、講演終了後、希望者を対象とするアマダソリューションセンターの視察が行われた。助成式典の終了後、出席者による懇親会が行われ、財団理事 東京大学名誉教授 木内学先生から招待講演の様子助成式典における助成目録の贈呈2016年11月26日に行われた天田財団助成式典の壇上であいさつをされる岡本満夫理事長ごあいさつをいただいた後、助成研究者の方々の抱負発表などを交え、華やかな雰囲気の中、懇親が進んだ。41

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