天田財団30年史「人を育て、知を拓き、未来を創る ~天田財団30年の軌跡~」
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あとがき2014年(平成26年)9月の理事会にて、天田財団創立30周年記念事業として「天田財団30年史」の発刊が承認されました。2015年(平成27年)3月の理事会にて、弊財団理事・東京大学名誉教授 木内学様を編纂委員長、弊財団評議員・早稲田大学名誉教授 浅川基男様、弊財団評議員・慶應義塾大学名誉教授 小原實様を委員とする「天田財団30年史」の編纂委員会が発足いたしました。2016年(平成28年)5月、その編纂委員会へ編集制作を担当するマシニスト出版株式会社、DTP(卓上出版)を担当するYAMAGATA INTECH株式会社、天田財団事務局が加わり、第1回編纂委員会を開催し実務を開始いたしました。天田財団の事務所や書庫には30年分の膨大な助成に関する資料や会議議事録が残されていました。それらを丁寧に整理することによって、しだいに財団の歩みが点から線へとつながってまいりました。本30年史は、天田財団が行ってきた30年の公益事業の実績と歴代理事長の財団運営の貴重な経験を足跡としてたどることで、後進にはこれから迎える40周年、50周年に向けての道標としていただきたいと思います。さらに、助成対象分野の研究や技術とそれらに関する助成研究の「変遷と今後の展望」を塑性加工分野は早稲田大学名誉教授 浅川基男様に、レーザプロセッシング加工分野は慶應義塾大学名誉教授 小原實様に学術的なご考察もいただきました。東京大学名誉教授 木内学様におかれましては、ご多用のなか、編纂委員長として発刊によせてのお言葉と特別寄稿として「金属加工:現在・未来」と題する玉稿を賜り、重ねて感謝申し上げます。また、大変お忙しい中から、日本塑性加工学会 会長 山崎一正様、株式会社アマダホールディングス代表取締役社長 磯部任様からもご祝辞を賜り、厚くお礼申し上げます。最後になりますが、天田財団の目的である「研究に係る助成を通じて、学術の振興と新しい科学技術の創出を図り、もってわが国の産業および経済の健全な発展に寄与する」これを常に心に刻み、さらに公益事業を充実、拡大するようお誓い申し上げます。今後とも皆さま方には天田財団へ倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。公益財団法人 天田財団専務理事 佐藤雅志 214

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