天田財団30年史「人を育て、知を拓き、未来を創る ~天田財団30年の軌跡~」
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2000年~2010年~現在板鍛造~超ハイテンのせん断ACサーボプレスの普及吉田・湯川・石川(2003)などBanabic(2005)、Vegter(2006)Yoshida(2013)などYoshida-Uemori(2002)Barlet(2011)引張曲げ破断限界(吉田2005)Stoughton(2000)平原・藤井・日野・吉田(2011)最適工程設計(2000~)スプリングバック予測(2005~)金型のたわみの考慮(蔦森・吉田、2005) ホットスタンプも含めた板材成形シミュレーション技術のさらなる向上、そのための新しい材料試験と材料データベースの充実は引き続き重要課題である。シミュレーションの高精度化が達成されれば、それを用いた最適プロセス設計へ展開するのは自然の流れであろう。縁割れ予測など基礎的な問題でもまだ解明されていない課題も多い。 これからも新しい成形加工技術の提案、基礎理論、成形シミュレーションと最適プロセス設計、材料のモデルとデータベースは板材成形技術を支える柱となろう。 天田財団が研究助成を行ってきたテーマの中で、板材成形分野に該当する研究テーマは合計308件である。研究の対象として、素材においては鉄鋼以外にマグネシウム、アルミの研究があり、技術においては素材技術、板材成形法、基礎基盤技術などがある。 また、ホットスタンプやサーボプレスを含む先端技術に関する研究も含まれており、研究 テーマが板材成形技術のあらゆる分野に及んでいる。板材成形技術分野への研究助成780MPa980~1,180MPa145

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